どうもジローです。
今回は、BE-KUWA80号で”金色のニジイロクワガタ“として紹介したbic-PMLの兄弟について紹介したいと思います。(‘ω’)BE-KUWA80号に飼育データを載せていますが+αのデータも紹介したいと思います!
bic-PML

bic-PML(ビコロールニジイロクワガタ)
- 前胸部:フルメタルのような光沢がある。湿度に応じて、金色発色域が変化
- カラーアイ:グレーアイ
- 体長:53.4mm
~小ネタ 其の一~
bic-PMLは、もともと金粉ヘッドニジイロクワガタとして呼称して記事執筆の話が進んでいきました。金粉ヘッドから粉ではなく、金色の発色域が前胸に広く発現したことからそのまま金色のニジイロクワガタと呼称が変わっていきました。
bic-PMLライン
bic-PMLの兄弟(βライン)からは他に金色のニジイロクワガタは1匹も羽化しませんでした。飼育頭数60匹(♂33、♀24、死3)。♂は紫紺30匹、青系紫紺2匹、bic-PML1匹。♀は全部紫紺(一部前胸部光沢強い個体あり)。金色のニジイロクワガタは兄弟でも発生確率は1/60(1.67%)。偶然出たのか、飼育環境含め現在調査中です。 下記グラフに参考程度に♂の最終体重とサイズの関係を示しています。 最終体重14g程度あれば大歯型になっています。 bic-PMLは最終幼虫体重15g程度でした。最終体重測定後、4,5カ月で羽化までもっていきました。

bic-PMLライン
●bic-PML発生ライン
もともとはブルーを目指していたラインから金色個体が発生しています。
当方でブルー個体を目指すためにブリードしていたラインは3つです。3つのラインを下記に示しています。bic-PMLが発生したのはβラインです。βラインには、γラインという近縁ラインがあります。ブルー個体が発生した場合の戻しラインとしてγラインを用意していました。そのγラインが今一番熱い状態になっています。

γラインからは、金色ニジイロクワガタを複数体確認しています。
γラインは、金色個体発生に使用する血筋(種)として申し分ないと言えます。
興味のある方はTwitterや問い合わせホームからご連絡ください。
このことから、bic-PML(β)とγの血を濃くすることで金色個体の発生確立を上げられると考えています。
γラインはこれからぞくぞくと羽化してきますので更なる金色個体の報告ができればと思います。
γラインの金色個体はbic-PML従兄弟にて報告したいと思います。すこし先になると思いますが、、、
bic-PML(βライン)
PML(βライン)
βライン
●βライン
βラインは前胸、上翅全体が紫紺です。強紫紺という表現が適切だと思います。
γラインは前胸はグリーンが強い個体が多いです。
発色域の違いは前胸のベースの色が関係しているかもしれません。
┗前胸の表面構造が異なれば、発色方法も変わると思うので関連性はあるかもしれません。
どれくらい前胸が紫紺ならば金色になるのかは表面構造を観察するしかないですね(‘ω’)
サンプル数も少なく、SEMで測定するならハンマーで砕く必要があるのでSEMはまだ厳しいですね(-ω-)/
PML(γライン)
bic-PML(γライン)
金色ニジイロクワガタは○○と前胸構造異常個体からのかけ合わせで発生してる報告例が多いです。
BE-KUWA 80号
前胸部構造異常は親画像やピカール血統(RTN様血統)のような個体イメージしてもらうと良いです。
記事掲載予定(2021年10月28日現在)
- bic-PML紹介
- bic-PML兄妹について
- bic-PML従兄弟について
- PML飼育方法
- BE-KUWAでの執筆①
- BE-KUWAでの執筆②
- BE-KUWAでの執筆③
その他、記事も更新しますので是非チェックしてみてください(^^)/