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ニジイロクワガタ

ニジイロクワガタの飼育方法~産卵セット~

どうもジローです。
今回は、私のニジイロクワガタの飼育方法について紹介したいと思います。(‘ω’)BE-KUWA80号に軽く飼育方法について載せていますが+αのデータも紹介したいと思います!

bic-PML

bic-PML(ビコロールニジイロクワガタ)

  • 前胸部:フルメタルのような光沢がある。湿度に応じて、金色発色域が変化
  • カラーアイ:グレーアイ
  • 体長:53.4mm
~小ネタ 其の弐~
ビークワ80号(夏号)の記事執筆の話は1月中旬に決まりました。79号(春号)には光田さんの記事が出るとのことで「金色のニジイロクワガタ」は夏号に掲載が決まりました。79号を全部読んだ後に80号を読んでいただき52号のフルメタルニジイロクワガタの記事も読んでいただければ面白さ倍増です('ω')!!

ニジイロクワガタ (紫紺)

紫紺ニジイロクワガタ大歯型57mm-βライン
紫紺ニジイロクワガタ中歯型45mm-γライン
紫紺ニジイロクワガタ小歯型38mm-γライン
  • 和名:ニジイロクワガタ
  • 学名:Phalacrognathus muelleri
  • 体長:♂30-70mm ♀33-45mm
  • 産地:オーストラリア・クイーンズランド
  • 特徴:紫紺、紫紺系、青系紫紺など
       紫紺をベースに緑色の残った個体を青系と呼んでいる場合が多い
       一時期、紫紺が非常に高価だったため、紫紺の流通量が近年増え、ノーマルカラーの流通数が減っている
  • 寿命: 非常に長い (Max. 2年半)
  • 幼虫期間:6~12か月程度(♀は9カ月程度)

【虫図鑑】ニジイロクワガタ(紫紺)|insect Breeder blog / インセクトブリーダーブログ (kabutobushi.com)

飼育記録(成虫)

飼育環境

  • 飼育期間:9か月
  • 飼育温度:20~22℃
  • 飼育容器:クリアスライダーラージ
  • 飼育頭数:♂♀

ペアリング

ペアリング:動物(哺乳類)でいう交尾のこと


当方では、後食半年程度でペアリングをさせています。
ニジイロクワガタの寿命が長いため、急いでブリードは行っていません。

正直、♀の後食1か月程度が最も産卵セットの成績は良いです。
次の♀個体の方が良い色かもしれないと考えると直ぐにペアリングできないのが本音です(笑)

交尾は目視確認 or 1週間の同居が適切です。
ニジイロクワガタ♂の交尾意欲はとても強く、メスを追いかけまわすため長期間の同居はメスに高いストレスを与えてしまいます。過去苦い経験で同居2週間で♀を瀕死状態にしてしまったことがあります。

産卵セット

ニジイロクワガタにオススメの産卵セットのケースはクリアスライダーラージです。
産卵セットのマットには、ニジイロクワガタ幼虫飼育で使用した廃マットを使用しています。
廃マットがないときは、産卵一番やオガ由来発酵マットなどを使用しています。
基本的な産卵マットはコスト面とこれまでの成績を考え、廃マットを使用しています。
廃マットを使用する理由は子供の代に確実に腸内細菌を継がせるためです。♀は廃マット中の腸内細菌に安心して、産卵数が安定しているのが当方の印象です。

飼育者みんなが廃マットを使用しているわけではないので、迷ったら産卵一番を使用してください。私も使用しているオススメのマットです。採卵から飼育まで使用できます。

幼虫飼育はキノコマットでも大丈夫です。キノコマットを購入されると詳しい使い方説明書が同封されているので初心者にもオススメです。


ニジイロクワガタの産卵セットは下は堅詰め(容器の6~7割程度まで)
堅詰の層に材を仕込む方もいます。
表面の層は、ふんわり詰めを1割で転倒復帰材(木)を入れておきます。
※最初の採卵を早めに行います。♂の種がきれていたり、十分でなければ他のオスを用意します。
採卵した卵が膨らむようなら、1か月程度産卵セットを割り出します。
ニジイロクワガタの♀は幼虫を捕食するため、幼虫が見えたタイミングで割り出しを行います。
産卵セットに潜って上がってこない場合、メスが幼虫や卵を捕食している事があります。
2週間に1回のペースで割り出すのが最も無難です。

幼虫は産卵セット期間6カ月で50個程度とれれば上出来です。
私の最大記録は100個overです。増えすぎることもあるので注意です。

ニジイロクワガタは産む産まないのスイッチが完全に切りかわることがあります(‘ω’)
上手くいかないときは、時期を開けて再挑戦すると上手くいくことがあります。

幼虫飼育についても記事を更新していきますのでチェックしてみてください。

POSTED COMMENT

  1. でにーろ より:

    初めまして。産卵セットを加水した産卵一番でクリアースライダーラージでやろうと思ってます。その密閉性でうえ、上に置いている転倒防止用の枝とか餌皿がカビてしまうんですけど、問題ないでしょうか?

    • 産卵セット全体が多湿になっており、カビが生えやすい環境になっているようですね🤔
      まず、産卵セットにカビが生えるのは良くないです。虫よりもカビに適した環境になっています。ゼリーを入れてすぐカビて虫が餌を食べるコンディションになっていないと思います。
      乾燥したマットなどを混ぜて水分調整するのが良いと思います。

  2. ピロシキ より:

    初コメ失礼します!私も今年からニジイロクワガタの飼育を始めました。ヤフオクにてR3.12月上旬羽化の紫紺のペアを購入し、4月上旬にペアリングさせ、産卵セットを組みました。2週間程経過したため割り出したところ、卵は一つもなし。再度ペアリングさせようとしたところ、メスが逃げてしまいペアリングできず。そのまま産卵セットに再投入したところ、ケースの底でジッとしているだけで、動く気配がありません。このような場合はどうしたら良いでしょうか?
    管理温度は25℃、マットは産卵1番です。

    • コメント有難うございます。キンイロクワガタの中で寿命の長い種類によく見られる現象です。
      ニジイロクワガタだけでなく、特にドウイロクワガタでも同じような傾向があります。

      まず、現在産卵セットを組むのは得策ではないでしょう。メスが完全に寝ぼけた状態になっています。
      そのまま産卵セットに放置していると菌糸に巻かれて死んでしまうことがあります。
      この場合、休眠中の生体と同じような管理を一時的に行います。起きてくるまで待つということになります。
      寿命も短くないので、もう少し様子を見てください。

      メスが必要以上に逃げる場合、飼育ケースが広くない条件では高い負荷がかかっており最悪ストレスで死にます。
      ペアリングがうまくいかない場合は広めのケースで様子を見てみてください。

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