これから飼育を始める方向けにブリードルームの作り方をまとめていきたいと思います。
これから充実させていきますので少々お待ちください。
ブリードルーム記事予定
●弍朗丸のブリードルーム
●おすすめのメタルラック
●おすすめのボトル
●おすすめのボトルカゴ
●おすすめのワインセラー
●おすすめのエアコン
カブトムシ・クワガタのブリードを始めたら飼育したい種類が増えていきますよね!
その中で比較的低温飼育が必要な種類にはワインセラーの出番です。
まず、ワインセラーを大きく2つに分けて考える必要があります。
ペルチェ式とコンプレッサー式です。
難しいことはわからないという方は、エアコン管理の部屋にはペルチェ式を
エアコンのない部屋ではコンプレッサー式を購入すれば大丈夫です。
違いについてはさくら製作所さんの記事がわかりやすいので読んでみて下さい。
トータルコストで考えるとコンプレッサー式ワインセラーの方が優秀ですが、
ワインセラーを使わないで飼育する方がコスパはいいです。
ワインセラーは本来、同じ部屋で高い温度勾配をつけるために使用するものなので低温種しか飼育していない方はエアコンで部屋全体を低温に管理するのが最も合理的です。
ワインセラーにおける『ペルチェ』と『コンプレッサー』の違い
弍朗丸ならどうする?
ワインセラーを導入する目的が低温種の飼育ならという前提で考えます。
私ならワインセラーを買わないでエアコンで部屋全体の温度を下げます。
なぜなら、ワインセラーは収納体積が限られており、沢山入れようと思うとワインセラー1台では足りなくなり、複数台必要になるからです。
部屋ごと冷やせるエアコンで十分なのでは。。。
エアコン代高くなるじゃないか!と思う方もいるでしょう。エアコンを使うだけなら電気代は高くなります。ひと工夫してみましょう!断熱材をうまく使うと全然違います。こちらはブリードルーム基礎編でまとめようと思います。
こんなことを言っていますが、一応ペルチェ式ワインセラーは所有しています。
ワインセラーは主に休眠期間中の生体を管理するのに使用しています。
僕が本格的に低温種のみを徹底して飼育するならコンプレッサー式を購入すると思います。
特に1台で温度帯を2箇所変更出来るものを買います。
ペルチェ式ならこれ!
休眠期間中の管理はこれ!
サイズは高さが腰ぐらい、幅や奥行きは1人暮らしの冷蔵庫と同じくらいです。
飼育数が少ない場合はちょうどいいサイズ感です。
これ以上では邪魔になるし、小さいと何も入らない絶妙なサイズ感です。
この32本収納ぐらいがサイズ的にはちょうどいいです。
コンプレッサー式ならこれ!
このワインセラーなら1台で2つの温度帯で管理できます。
コンプレッサー式を導入するならこのサイズです。コンプレッサー式は大型こそ真価を発揮します。強い冷却機能が必要な場合、大型コンプレッサー式1択です。
ワインセラー用途
ワインを入れるのが本来の使用法ですが、カブトムシクワガタのブリードでは主に生体管理で使用します。
成虫を入れようとしている方はそのまま購入でもOK
幼虫を入れようと考えている方はSTOP
休眠期間中の管理
羽化後休眠する種類は、本来の地域では寒い期間があることが多いです。
その環境を再現し低温で管理することで体内時計を調整することができます。
うちではこちらがメインとなっています。
- 国産ノコギリクワガタ
- ミヤマクワガタ
- 外国産コクワ
- シカクワガタ
低温飼育
通常種よりも比較的低温が必要な種類を管理する時に使用します。
幼虫の低温飼育でワインセラーを購入しようとしている方は一度STOPです。
32本収納のワインセラー(70L)にサタンオオカブトの幼虫を何匹飼育できると思いますか?
答えは20匹程度です。この20頭も幼虫飼育中盤までは問題ないですが、羽化時期にはキャパオーバーします。
他の種類を飼育すればすぐにパンクします。
幼虫の数が取れ過ぎてもキャパオーバーします。
悪いことは言いません。低温種を飼育したいなら部屋全体の温度下げた方がいいです。
予想外のことが起きればすぐ、部屋の温度を下げるかワインセラー増強することになります。
ワインセラー導入のポイント
ワインセラーの4つポイント
●小さすぎると何も入らない
●意外と入れるものが少ない
●エアコンで対応できないか再検討
●ワインセラー内は乾燥気味
●小さすぎると何も入らない
●意外と入れるものが少ない
ワインセラーはサイズで値段が異なります。まず購入するなら最低サイズはワイン32本約75L程度になります。それ以下だと何も入らないですし、正直邪魔になるだけです。
かといって、大型のワインセラーは必要なのかと言われればそんなことはありません。
意外とエアコン管理で十分なことが多いです。
大型のワインセラーを購入するならコンプレッサー式一択ですが、非常に高額です。最新の冷蔵庫買えます。
低温帯で高額種を飼育する、お金に余裕のある方は大型のコンプレッサー式ワインセラーをどうぞ。
●エアコンで対応できないか再検討
エアコンで18−23℃で飼育すれば大概の種類は飼育できます。
当方のブリードルームは21℃が基本になっています。
飼育種類は高温種以外は基本問題ありません。
低温種から比較的幅広く飼育可能です。
高さで温度勾配を利用すると飼育種の適温で飼育できます。
21℃では、赤道付近の低地に住む高温に慣れているクワガタは飼育できますがブリードは困難です。
産卵のスイッチが入らなくなります。
高温種の産卵のスイッチを入れるには、夏場は涼しいところに置く、冬はエアコン前に移動で十分対応可能です。春、秋は温室があった方が確実です。。。
●ワインセラー内は乾燥気味
ワインセラー内は稼働中に湿度が低くなるようになっています。セラー内の空気を冷やしているので空気中に安定に存在出来なくなった水分は結露してセラーの外に排出されます。
この水分に対策をしていない場合、ワインセラーの下床が大変なことになっていることも。。。
約1年置いていたワインセラーの床下だけ塗装が薄く剥げ、床が少し腐っていました。
気付くのが1年遅かったらと思うと怖くなります。
うちでは、この事件以降
ワインセラーの下には珪藻土マットを引くようにしています。

ワインセラーは必要なのか
私の回答としましては、休眠期間中の生体を管理するためなら購入検討あり
サイズは32本75L程度のもの
冷却方式はペルチェ式 つまりこれでいいと思います。
昆虫飼育を始めたお子さんがワインセラー欲しいと聞きません。
どうしたらいいですか?と聞かれたことがあります。
100歩譲って、これを買ってあげると平和的解決になると思います。
ワインセラーは一度購入すると処分も大変なので慎重に買いましょう。
今日紹介したワインセラーなら安価でパフォーマンスもそれなりでGoodです!
できれば楽天スーパーセールでお得に購入されて下さい!