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カブトムシ

【虫図鑑】ネプチューンオオカブト

大型美麗種カブトムシ

ネプチューンオオカブトは、中南米の高山帯に生息する大型の甲虫です。ムシキングで馴染みのある人が多いのではないでしょうか?私が小学生の時、ホームセンターに10万円で販売されすぐに売り切れていたことを覚えています。時代は流れ約20年、稀にWD便が入荷し、手軽に購入できるようになりました。ショップでは4,5万円、オークションでもペア2万円程度(2020年現在)。今回は、ネプチューンオオカブトの魅力と特徴について説明します。

ネプチューンオオカブト

  • 和名:ネプチューンオオカブト
  • 学名:Dynastes neptunus
  • 体長:♂45~160mm ♀55~73mm
  • 有名産地:コロンビア・サンタンデール
         エクアドル・ナポ・コサンガ
  • 特徴:胸角に生えた毛質は固く、黄金毛は量が少ない
       胸角と頭角がまっすぐ伸びる個体は多くはない
  • 寿命:羽化から12か月程度(低温飼育できれば16か月~)
  • 幼虫期間:20~30か月程度(♀は23カ月程度)
  • 相場:ヤフオク! 成虫ペア15000円前後
       ショップ  成虫ペア30000円前後(2020年現在)

幼虫期間が長く、飼育には温度管理が必要。24℃程度でも飼育可能だが、温度低め(22℃以下)の方が飼育には適しています。高温体のストレスは蓄積され、羽化不全の危険性が上がるため、適切な温度で管理してあげましょう。

特徴 :ネプチューンオオカブト♂

  • 体長と比較して、足が短い
  • ヘラクレス種の中でもトップクラスに爪が鋭い
  • 幼虫、成虫ともに毛量が少し多い(サタンオオカブトほど毛量は多くない)
  • 死後もモフモフの毛が残る
  • 成虫は薬のようなにおいがする(漢方系)
  • 体長140mmを超えるとかなり大型個体

特徴 :サタンオオカブト♀

  • 上肢の点刻が明瞭で、上肢の先は艶がある
  • 腹部の体高があり、腹部が大きい
    ※ネプチューンオオカブトの♀とよく似ている(サタンオオカブトの♀は上肢先端まで点刻が荒いが、ネプチューンオオカブトの♀は上肢先端に艶がある)
  • 体長と比較して、足が短い
  • ヘラクレス種の中でもトップクラスに爪が鋭い
  • 幼虫、成虫ともに毛量が多い(サタンオオカブトほど毛量は多くない)

テオジェネス属

Theogenes(テオジェネス)、これを聞いて懐かしいと思う方は、長期にわたり昆虫業界に精通している方だと思います。
テオジェネスとは、昔サタンオオカブトやネプチューンオオカブトが分類されていた属のことです。足の形質(爪の形、足の長さ、符節)がヘラクレスやシロカブトと大きく異なることから分類分けされました。今は、Dynastes属として有名ですが、ヘラクレスやシロカブトとは別属として表記されている文献も数多くあります。

サタチューンオオカブト!?

サタチューンオオカブトは、サタンオオカブトとネプチューンオオカブトの交雑種です。サタンオオカブトを飼育する人は必ず知っていた方が良いです。サタンオオカブトと思って飼育していた幼虫が、サタンオオカブトではなかったなど悲しい記事をよく目にします。
 サタンオオカブトを購入する際は、サタンオオカブトとネプチューンオオカブトの特徴を知っているならオークションでの購入もありです。しかし、サタチューンオオカブトのメスは本当に分からないので信頼できる出品者から購入しましょう。自信がない方はショップで購入することを強くお勧めします。

サタチューンオオカブトについて、深く知りたい方は以下の書籍をオススメします。

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サタチューンオオカブトについて知りたい方はコメントで教えて下さい!
ネプチューンオオカブトの記事の後に書く予定です。

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