
ゴロファアエギオンは、ゴロファの中でも2番目に大型になる種類です。飼育サイクルは1年のため、手軽に飼育しやすく、♂の寿命が短命なことを除けば、初心者でも比較的飼育しやすい種類になります。色合いが非常に綺麗で色を楽しめる可愛いカブトムシです。色鮮やかなのは生きているだけで死期が近づくと色がくすんできます。色鮮やかな時期に交尾産卵をさせましょう!
- 和名:ゴロファ・アエギオン(アエゴン)
- 学名:Golafa aegeon
- 体長:♂40~7?mm ♀40mm程度
- 産地:ペルー、エクアドル
- 特徴:オスとメスで色合いが異なる。ゴロファの中でも特に発色が明るい
メスはオレンジの強い個体と真っ黒の個体がいる。オレンジは全体の1割程度 - 寿命:後食開始から3か月程度
- 幼虫期間:9~12か月程度(♀は11カ月程度)
- 相場:ヤフオク! 成虫ペア6000円前後
ショップ 成虫ペア15000円前後(2021年現在)
飼育記録
飼育環境
- 飼育期間:24か月
- 飼育温度:20~25℃
- 飼育マット:廃菌床由来マット(キノコマット)
- 飼育容器:1000ワイドボトル→1300ccボトル
- 備考:幼虫飼育は容器が合っていれば胸角はぴしゃりまっすぐ伸びる
ペアリング
ペアリング:動物(哺乳類)でいう交尾のこと
50mm程度の♂で、40mm程度♀で交尾の様子です。
一般的にゴロファは後食開始からすぐに交尾可能と言われています。
当方では、後食2週間程度で交尾をさせています。
交尾は目視確認 or 産卵セットに♂♀一緒にいれるのもOKです。
同居させれば最適なタイミングで交尾するので後食開始している個体を一緒に入れましょう

産卵セット
アエゴンにオススメの産卵セットのケースはクリアスライダーラージです。
同居させる際に運が良ければ、交尾を観察できます。
また、サイズ感が絶妙で40mm程度の♀はクリアスライダーラージぐらいのサイズが使いやすいです。
産卵セットにはキノコマットなどの廃菌床由来のマットがオススメです。あまり添加の強いマットはお勧めしません。迷ったらキノコマットを使用してください。採卵から飼育まで使用できます。キノコマットで産卵セットを組む際はふるいにかけるとより適したマットにすることができます。キノコマットを購入されると詳しい使い方説明書が同封されているので初心者にもオススメです。
カブトムシの産卵セットは下は堅詰め(容器の6~7割程度まで)、ふんわり詰めを1割で転倒復帰材(木)を入れておきます。
※最初の採卵を早めに行います。♂の種がきれていたり、十分でなければ他のオスを用意します。
採卵した卵が膨らむようなら、1か月程度産卵セットを割り出します。

採卵
採卵は2週間に一度のペースで行います。産卵ケースのサイズによって割り出すタイミングを調整します。アエゴンは多産の場合、2週間で40個近い卵を産むので小型のケースを使用している場合、2週間でも産むスペースがなくなります。

幼虫
卵から1~2カ月で幼虫が孵化してきます。初2令幼虫は3か月間は250ccプリンカップで十分管理できます。マットや飼育ケースに余裕があるなら1300ccボトルで5カ月ほど管理しても大丈夫です。落ちる幼虫は、初2令時期から弱弱しいです。元気な幼虫を大きいケースで飼うのが良いです。

幼虫管理ケース(ボトル)
3令幼虫は速めに大きめのボトルに移します。幼虫はボトル内を移動しボトルの大きさを覚え、適切な蛹室を作成します。幼虫が空間を上手く把握できていないと蛹室が縦に小さくなり、胸角が曲がります。オススメのケースは1300cc or 1400ccボトルです。マットや飼育ケースに余裕がないなら1300ccボトルで5カ月ほど管理しても大丈夫です。マット交換は羽化までに2回程度で十分です。1300ボトルで飼育しているなら、餌量としてはアエゴン程度の大きさなら4カ月は持ちます。餌交換のたびに空間認識がリセットされる可能性があるので幼虫期間が半年を過ぎた後は餌交換しないのが無難です。

可愛いカブトムシなので是非ブリード頑張ってみてください(*’ω’*)
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