ドウイロクワガタ



2000年初期に大珍品として入荷しました。現地では標高の高く日当たりの良い環境に棲息しているようです。発生時期は12−2月頃で日本に入荷する時に式が反転する為生体への負荷が非常にかかり元気な状態で入荷するのが困難な種類になります。南米便は10−1月に入ってくるので輸送が問題ですね。
ドウイロクワガタ属
ドウイロクワガタは、その名の通りドウイロで非常に光沢の強いクワガタになります。キンイロクワガタの仲間であることは間違いありませんが他のキンイロクワガタと異なり生息地域が特殊です。ランプリマ属であるパプアキンイロやラトレイユキンイロなどはオーストラリアに生息しているのに対してドウイロクワガタは南米チリに棲んでいます。
ドウイロクワガタは学名がStreptocerus speciosusなんですが、意味はStreptocerusが「ねじれた脚」、種小名はspeciosusで「美しい」なんですね!ねじれた脚グループの美しい種という名前。。。美しくないわけがない。。。「speciosus」はシカクワガタにもいますよね?そう、スペキオススシカクワガタです。シカクワガタグループで美しい種という意味になります。学名も意味が分かると面白いですよね(笑)

ドウイロクワガタ属は、現在は1属1種2亜種が知られています。
亜種ついては情報があまりなく、今回は深く書けませんでしたが、ドウイロクワガタも産地によって、光沢が非常に強いものと艶消し状になるものがいるらしいです。おそらくはこれらが亜種の関係にあるのではないかと推測しています。2000年代初期には、艶消し状のドウイロクワガタも多く出回っていたそうですが、現在はぱったり見なくなったと輸入卸業者さんにお話を伺いました。2021年とあるshopにWDが入ったとの情報もあります。どちらのタイプのドウイロクワガタか直近の動向は目が離せませんね。

キンイロクワガタ亜科に含まれる主な属は、キンイロクワガタ属Lamprima、ドウイロクワガタ属Strepotcerus、ニジイロクワガタ属Phalacrognathus、ニセドウイロクワガタ族Homolamprimaなどで、これらの特徴が非常に似ている為キンイロクワガタ亜科として認識されている
BE-KUWA42 大特集!!キンイロクワガタとその仲間
特徴 :ドウイロクワガタ
- ♂と♀では色味が多少異なる
- 小型のオスよりも大型のメスの方が体格が良い
- 触覚は90度に曲がる
- 他のランプリマに見られる前脚の前脛節の扇状付属物がない
- 青色の強い個体と紫の強い個体がいる









また不思議なクワガタ!
ドウイロクワガタっていうよりシルバークワガタ?
確かにドウイロ?
実物見るともっと明るくて綺麗だね!
特にメスは青味が強くて綺麗だよ
そうなんだね!ピカピカでかっこいいね!
見た目からして高額そうだね!
実際にどうなの?
そうだね、、、値段は可愛くないね、、、
値下がった時も5000円前後で今は20000円くらいが相場かな〜
今流通している個体も血はかなり濃くなってる印象だけど。。。
飼育温度は20℃程度が良くて低温飼育の部類だね!初2齢幼虫がとっても落ちやすいのが特徴だよ。
値段が下がらないのも納得だね
幼虫や卵が取れても溶ける可能性があるから多めに確保していた種類だね!
ドウイロクワガタについて、詳しく特集されている雑誌はほとんどなくて情報集めが大変です(*’ω’*)
幼虫が落ちやすいこと以外は簡単な種類なので飼育するチャンスがあれば是非チャレンジしてください!